mn14_1
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| そのとき、彼は[[kāma|諸欲]]に転向しない者となる。\\ | そのとき、彼は[[kāma|諸欲]]に転向しない者となる。\\ | ||
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| - | マハーナーマよ、私も[[sambodhi|等覚]]以前、まだ[[abhisambuddha|現等覚]]していない[[bodhisatta|菩薩]]であったとき、『[[kāma|諸欲]]は[[assāda|楽味]]少なく、[[dukkha|苦]]多く、[[upāyāsa|悩み]]多い。そこにはより多くの[[ādīnava|危難]]がある』と、\\ | + | マハーナーマよ、私も[[sambodhi|等覚]]以前、まだ[[abhisambuddha|現等覚]]していなかった[[bodhisatta|菩薩]]であったとき、『[[kāma|諸欲]]は[[assāda|楽味]]少なく、[[dukkha|苦]]多く、[[upāyāsa|悩み]]多い。そこにはより多くの[[ādīnava|危難]]がある』と、\\ |
| そのようにこれが[[yathābhūta|如実]]に正しい[[pañña|智慧]]によりよく見られていたが、しかしその私は[[kāma|諸欲]]以外、[[akusala|不善]][[dhamma|諸法]]以外で[[pīti|喜悦]]と[[sukha|楽]]を、あるいはそれらより良い他のものを[[adhigacchati|会得]]せず、\\ | そのようにこれが[[yathābhūta|如実]]に正しい[[pañña|智慧]]によりよく見られていたが、しかしその私は[[kāma|諸欲]]以外、[[akusala|不善]][[dhamma|諸法]]以外で[[pīti|喜悦]]と[[sukha|楽]]を、あるいはそれらより良い他のものを[[adhigacchati|会得]]せず、\\ | ||
| そのとき、それだけでは私は[[kāma|諸欲]]に転向しない者とは自認しなかった。\\ | そのとき、それだけでは私は[[kāma|諸欲]]に転向しない者とは自認しなかった。\\ | ||
| 行 37: | 行 37: | ||
| マハーナーマよ、これらの[[pañcakāmaguṇa|五欲]]がある。\\ | マハーナーマよ、これらの[[pañcakāmaguṇa|五欲]]がある。\\ | ||
| 五とは何か。\\ | 五とは何か。\\ | ||
| - | [[cakkhu|眼]]で[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、[[manāpa|好み]]の、[[piyarūpa|愛しき]]、[[kāma|欲]]を伴い、[[rajjati|魅了]]する[[rūpa|諸色]]([[rūpa|色彩]])。\\ | + | [[cakkhu|眼]]で[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、[[manāpa|好み]]の、[[piyarūpa|愛しき]]、[[kāma|欲]]を近寄せ、[[rajjati|魅了]]する[[rūpa|諸色]]([[rūpa|色彩]])。\\ |
| - | [[sota|耳]]で[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、好みの、愛しき、欲を伴い、[[rajjati|魅了]]する[[sadda|諸声]]。\\ | + | [[sota|耳]]で[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、好みの、愛しき、欲を近寄せ、[[rajjati|魅了]]する[[sadda|諸声]]。\\ |
| - | [[ghāna|鼻]]で[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、好みの、愛しき、欲を伴い、[[rajjati|魅了]]する[[gandha|諸香]]。\\ | + | [[ghāna|鼻]]で[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、好みの、愛しき、欲を近寄せ、[[rajjati|魅了]]する[[gandha|諸香]]。\\ |
| - | [[jivha|舌]]で[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、好みの、愛しき、欲を伴い、[[rajjati|魅了]]する[[rasa|諸味]]。\\ | + | [[jivha|舌]]で[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、好みの、愛しき、欲を近寄せ、[[rajjati|魅了]]する[[rasa|諸味]]。\\ |
| - | [[kāya|身]]により[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、[[manāpa|好み]]の、[[piyarūpa|愛しき]]、[[kāma|欲]]を伴い、[[rajjati|魅了]]する[[phoṭṭhabba|諸接触]]。\\ | + | [[kāya|身]]により[[vijānati|識ら]]れる、望ましき、所愛の、[[manāpa|好み]]の、[[piyarūpa|愛しき]]、[[kāma|欲]]を近寄せ、[[rajjati|魅了]]する[[phoṭṭhabba|諸接触]]。\\ |
| マハーナーマよ、これらが[[pañcakāmaguṇa|五欲]]である。\\ | マハーナーマよ、これらが[[pañcakāmaguṇa|五欲]]である。\\ | ||
| マハーナーマよ、これらの[[pañcakāmaguṇa|五欲]]に[[paṭicca|縁りて]][[uppajjati|生じる]][[sukha|楽]]・[[somanassa|嬉]]。\\ | マハーナーマよ、これらの[[pañcakāmaguṇa|五欲]]に[[paṭicca|縁りて]][[uppajjati|生じる]][[sukha|楽]]・[[somanassa|嬉]]。\\ | ||
| 行 52: | 行 52: | ||
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| マハーナーマよ、これもまた[[sandiṭṭhika|現に見]]られる[[kāma|諸欲]]の[[ādīnava|危難]]であり、[[kāma|欲]]ゆえに、[[kāma|欲]]を[[nidāna|起因]]とし、[[kāma|欲]]を理由とした、まさに[[kāma|諸欲]]ゆえの[[dukkhakkhandha|苦蘊]]である。\\ | マハーナーマよ、これもまた[[sandiṭṭhika|現に見]]られる[[kāma|諸欲]]の[[ādīnava|危難]]であり、[[kāma|欲]]ゆえに、[[kāma|欲]]を[[nidāna|起因]]とし、[[kāma|欲]]を理由とした、まさに[[kāma|諸欲]]ゆえの[[dukkhakkhandha|苦蘊]]である。\\ | ||
| - | マハーナーマよ、もし、その良家の子息がそのように奮起し励み[[vāyāma|精進]]したとき、それらの財が実現しないなら、\\ | + | マハーナーマよ、もし、その良家の子息がそのように奮起し[[āraddha|励]]み[[vāyāma|精進]]したとき、それらの財が実現しないなら、\\ |
| 彼は[[soka|悲]]しみ、疲労し、[[parideva|悲嘆]]し、胸を叩いて[[kandati|嘆]]き、[[moha|迷妄]]に[[āpajjati|陥る]] -\\ | 彼は[[soka|悲]]しみ、疲労し、[[parideva|悲嘆]]し、胸を叩いて[[kandati|嘆]]き、[[moha|迷妄]]に[[āpajjati|陥る]] -\\ | ||
| 『私の奮起はじつに虚しく、私の[[vāyāma|精進]]はじつに[[phala|果]]なきものだ』と。\\ | 『私の奮起はじつに虚しく、私の[[vāyāma|精進]]はじつに[[phala|果]]なきものだ』と。\\ | ||
| マハーナーマよ、これもまた[[sandiṭṭhika|現に見]]られる[[kāma|諸欲]]の[[ādīnava|危難]]であり、[[kāma|欲]]ゆえに、[[kāma|欲]]を[[nidāna|起因]]とし、[[kāma|欲]]を理由とした、まさに[[kāma|諸欲]]ゆえの[[dukkhakkhandha|苦蘊]]である。\\ | マハーナーマよ、これもまた[[sandiṭṭhika|現に見]]られる[[kāma|諸欲]]の[[ādīnava|危難]]であり、[[kāma|欲]]ゆえに、[[kāma|欲]]を[[nidāna|起因]]とし、[[kāma|欲]]を理由とした、まさに[[kāma|諸欲]]ゆえの[[dukkhakkhandha|苦蘊]]である。\\ | ||
| - | マハーナーマよ、もし、その良家の子息がそのように奮起し励み[[vāyāma|精進]]したとき、それらの財が実現するなら、\\ | + | マハーナーマよ、もし、その良家の子息がそのように奮起し[[āraddha|励]]み[[vāyāma|精進]]したとき、それらの財が実現するなら、\\ |
| - | 彼はそれらの財の守護のために[[dukkha|苦]]、[[domanassa|心苦]]を[[paṭisaṃvedayati|体験]]する。\\ | + | 彼はそれらの財の守護のために[[dukkha|苦]]、[[domanassa|憂]]を[[paṭisaṃvedayati|体験]]する。\\ |
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| 『何としても私の財を、王たちが持ち去らず、盗賊らが奪わず、火が焼かず、水が運ばず、[[piya|愛し]]くない相続者たちが持ち去らないように』と。\\ | 『何としても私の財を、王たちが持ち去らず、盗賊らが奪わず、火が焼かず、水が運ばず、[[piya|愛し]]くない相続者たちが持ち去らないように』と。\\ | ||
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