| nijjarā |
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| 消尽 |
滅尽, 滅 causing to decay, destroying, annihilating;
■■■■■ nijjarā の整理メモ(ChatGPTの意見) ■■■■■
項目 内容
語形 nijjarā(女性名詞)
意味 消尽、枯渇、消滅、消耗、浄化、磨耗による消去
使用例 DN8, Iti 88, sn42.12中などに見られる。またジャイナ教では教義の中心となる言葉のひとつ。
🔍 語源構造
nijjarā は以下の要素から成る言葉とされます:
nis-(=ni:下に、離れて、除去)
jarā(老い、損耗、消耗)または √jṛ(擦る、消耗させる、磨く)
→ 全体で「磨耗によって取り除かれること」「すり減らして消すこと」というニュアンス
したがって、文義としては:
「悪しきもの(煩悩・垢)が、削られ、すり減り、浄化されていく過程または状態」
🔍 ジャイナ教における nirjarā(nijjarā)
✅ 意味 業(kamma)の枯渇・焼尽・除去
実践によって既に蓄積された業(āsrava によって入ってきたもの)を消滅させる過程
🔢 ジャイナ教「解脱への道」の文脈
ジャイナ教では、魂(jīva)が解脱(mokṣa)に至るためには、以下の2つの作業が必要だと説かれます:
Āsrava(業の流入)を止める:入ってこないようにする(=saṃvara)
蓄積された業を焼き尽くす:すでに入った業を消す(=nirjarā)
nirjarā はこの 第2の段階であり、瞑想・苦行・戒律によって魂に結合した業(karma)を燃やし尽くすことを意味します。
📚 用例と出典
Tattvārtha Sūtra(タットヴァールタ・スートラ)というジャイナ教の最重要経典に、nirjarā は明示的に登場します。
例:Tattvārtha Sūtra 9章
「saṃvara-nirjarābhyāṃ mokṣaḥ」
→ 「業の遮断と消尽によって解脱が得られる」
🧘♂️ 方法論的分類
ジャイナ教では nirjarā(消尽) をさらに分類:
種類 説明
bhāva-nirjarā 精神的努力による消尽(意志・態度)
dravya-nirjarā 物質的実行による消尽(実際の苦行など)
※ 苦行や断食・身体的制御がこの目的に直結するものとされる。
🔁 仏教との対比
観点 ジャイナ教 仏教(限定的な用例)
意味 業を燃やし尽くすこと(中心概念) 貪・瞋・痴などの「煩悩」が現に枯渇していく状態(用例少)
登場頻度 非常に高い(体系化された教義) 稀(DN8, Iti88 など)
実践方法 苦行・断食・戒律 中道・禅定・戒律・智慧
✅ 結論
nijjarā/nirjarā は、ジャイナ教においては核心的用語であり、「業を消尽すること」を意味する。
仏教でも少数の場面で使われるが、体系的用語とはなっていない。
ジャイナ教では「saṃvara(遮断)+ nirjarā(消尽)= mokṣa(解脱)」という構図が明確に存在する。
類語
