nicchāta
飢渇なき

:d: 無飢の, 飢渇なき, 無欲の, 涅槃の having no hunger; satisfied


nis:否定の接頭辞 + chāta:ひもじき, 飢えた

■■■■■ nicchāto の整理メモ(ChatGPTの意見) ■■■■■
nicchāto(ニッチャート)とは、「飢えた」を意味する過去分詞 chāta に、離脱・否定の接頭辞 ni- がついた語である。
語根は √chād(覆う、欲する)とされ、仏典においては「飢えを離れた者」「渇望なき者」という意味をもつ。

項目 内容
品詞 過去分詞(形容詞的に用いられる)
nicchāto(男性単数主格)
意味 飢えを離れた者、渇望のない者、飢渇を超えた者

nicchāto は「parinibbuto(般涅槃した)」と並び、涅槃の完成相を示す語として用いられる。
単なる物理的な「飢え」ではなく、渇愛・欲望など内的な「飢渇」を超越した状態を表す。
「nicchāto parinibbuto」の語順は、飢渇の消滅 → 涅槃の完成 という因果を強調する。

類語 anicchā:無欲


Samūlaṃ taṇhamabbuyha [taṇhamabbhuyha (pī. ka.)], nicchāto parinibbuto’’ti. ある渇愛を引き抜いて 飢渇なき者は般涅槃した」と。
出典: sn22.22
Vedanānaṃ khayā bhikkhu, nicchāto parinibbuto’’ti. 諸受尽滅ゆえに 比丘は飢渇な般涅槃した」と。
出典: sn36.1