| assāsa | assasati |
| 入息 | (息を)吸う |
| 安息 | 安息する |
呼吸, 出息, 蘇息, 安息 1. inhalation; 2. comfort; consolation
テーラワーダ仏教の伝統注釈やPTS辞書では、assāsa は一般に「出息」と解釈されています。またassāsaには「安息」、「安心」を意味する用例が多く、必ずしも呼吸の方向のみを指す語ではありません。
一方、和訳では逆に翻訳されたことがあります。その理由として日本語の感覚では「ほっと一息つく」は出息だからかもしれません。
初期経典では、assāsa と passāsa は常に対で用いられており、そのいずれが吸気・呼気であるかは明示されていないようです。
類語 passāsa:出息、ānāpānassati:入出息念
🟦入息🟦
| Atha kho bhagavā rājānaṃ pasenadiṃ kosalaṃ bhuttāviṃ mahassāsiṃ viditvā tāyaṃ velāyaṃ imaṃ gāthaṃ abhāsi . | すると世尊はコーサラ国パセーナディ王の食の大入息を見出して、その時、この偈を語られた。 |
| ‘‘Assāsapassāsā kho, gahapati, kāyikā. | 「居士よ、入息と出息は身体的なものです。 |
| Ete dhammā kāyappaṭibaddhā, tasmā assāsapassāsā kāyasaṅkhāro. | これらの法は身体に付随しており、それゆえ入息と出息は身行です。 |
| Dīghaṃ vā assasanto ‘dīghaṃ assasāmī’ti pajānāti, dīghaṃ vā passasanto ‘dīghaṃ passasāmī’ti pajānāti; | (1)1)長く入息しつつ『長く入息している』と了知し、長く出息しつつ『長く出息している』と了知します。 |
🟦安息🟦
| ‘‘moḷiyaphagguno, āvuso sāriputta, bhikkhu sikkhaṃ paccakkhāya hīnāyāvattoti. | 「友サーリプッタよ、モーリヤ・パッグナ比丘が学びを拒絶して還俗したそうです。 |
| Na hi nūna so āyasmā imasmiṃ dhammavinaye assāsamalatthāti. | きっとかの尊者は、この法と律において安息を得なかったのでしょう。 |
| Bhavissati, bhikkhave, so samayo yā ayañcevimassa pabbatassa samaññā antaradhāyissati, ime ca manussā kālaṃ karissanti, ahañca parinibbāyissāmi. | しかし比丘たちよ、この山のその呼称は消え失せ、この人々が最期を迎え、そして私も般涅槃するような、その時があるでしょう。 |
| Evaṃ aniccā, bhikkhave, saṅkhārā; | 比丘たちよ、このように諸行は無常であり、 |
| evaṃ addhuvā, bhikkhave, saṅkhārā; | 比丘たちよ、このように諸行は恒常でなく、 |
| evaṃ anassāsikā, bhikkhave, saṅkhārā. | 比丘たちよ、このように諸行は安息なきものです。 |
| Api ca me, bhante, ahosi kācideva assāsamattā . | それでも尊者よ、私には、わずかばかりの安息はありました。 |
| ‘na tāva bhagavā parinibbāyissati, na yāva bhagavā bhikkhusaṅghaṃ ārabbha kiñcideva udāharatī’’’ti. | 『世尊は、比丘僧伽に関して何か言及されない限り、世尊は般涅槃されることはあるまい』と。」 |
| ‘‘Sappaññena mahānāma, upāsakena sappañño upāsako ābādhiko dukkhito bāḷhagilāno catūhi assāsanīyehi dhammehi assāsetabbo . | 「マハーナーマよ、患い苦しみ重病である有慧の優婆塞は、有慧の優婆塞によって、四つの安息させるべき法をもって安息させられるべきです。 |