ユーザ用ツール

サイト用ツール


assasa
assāsaassasati
入息(息を)吸う
安息安息する

:d: 呼吸, 出息, 蘇息, 安息 1. inhalation; 2. comfort; consolation


 テーラワーダ仏教の伝統注釈やPTS辞書では、assāsa は一般に「出息」と解釈されています。またassāsaには「安息」、「安心」を意味する用例が多く、必ずしも呼吸の方向のみを指す語ではありません。
一方、和訳では逆に翻訳されたことがあります。その理由として日本語の感覚では「ほっと一息つく」は出息だからかもしれません。
初期経典では、assāsa と passāsa は常に対で用いられており、そのいずれが吸気・呼気であるかは明示されていないようです。

類語 passāsa:出息、ānāpānassati:入出息念


🟦入息🟦

Atha kho bhagavā rājānaṃ pasenadiṃ kosalaṃ bhuttāviṃ mahassāsiṃ viditvā tāyaṃ velāyaṃ imaṃ gāthaṃ abhāsi . すると世尊はコーサラ国パセーナディ王の食の大入息見出して、その時、この偈を語られた。
出典: sn3.13
‘‘Assāsapassāsā kho, gahapati, kāyikā. 居士よ、入息出息身体的なものです。
Ete dhammā kāyappaṭibaddhā, tasmā assāsapassāsā kāyasaṅkhāro.  これらの身体に付随しており、それゆえ入息出息身行です。
出典: sn41.6
Dīghaṃ vā assasanto ‘dīghaṃ assasāmī’ti pajānāti, dīghaṃ vā passasanto ‘dīghaṃ passasāmī’ti pajānāti;(1)1)長く入息しつつ『長く入息している』と了知し、長く出息しつつ『長く出息している』と了知します。
1)
四念処(身・受・心・法)との対応がわかるように便宜的に番号を付しています。
出典: sn54.1

🟦安息🟦

‘‘moḷiyaphagguno, āvuso sāriputta, bhikkhu sikkhaṃ paccakkhāya hīnāyāvattoti.「友サーリプッタよ、モーリヤ・パッグナ比丘が学びを拒絶して還俗したそうです。
Na hi nūna so āyasmā imasmiṃ dhammavinaye assāsamalatthāti. きっとかの尊者は、この法と律において安息を得なかったのでしょう。
出典: sn12.32
Bhavissati, bhikkhave, so samayo yā ayañcevimassa pabbatassa samaññā antaradhāyissati, ime ca manussā kālaṃ karissanti, ahañca parinibbāyissāmi. しかし比丘たちよ、この山のその呼称は消え失せ、この人々が最期を迎え、そして私も般涅槃するような、その時があるでしょう。
Evaṃ aniccā, bhikkhave, saṅkhārā; 比丘たちよ、このように諸行無常であり、
evaṃ addhuvā, bhikkhave, saṅkhārā; 比丘たちよ、このように諸行恒常でなく、
evaṃ anassāsikā, bhikkhave, saṅkhārā. 比丘たちよ、このように諸行安息なきものです。
出典: sn15.20
Api ca me, bhante, ahosi kācideva assāsamattā . それでも尊者よ、私には、わずかばかりの安息はありました。
‘na tāva bhagavā parinibbāyissati, na yāva bhagavā bhikkhusaṅghaṃ ārabbha kiñcideva udāharatī’’’ti.『世尊は、比丘僧伽に関して何か言及されない限り、世尊は般涅槃されることはあるまい』と。」
出典: sn47.9
‘‘Sappaññena mahānāma, upāsakena sappañño upāsako ābādhiko dukkhito bāḷhagilāno catūhi assāsanīyehi dhammehi assāsetabbo .「マハーナーマよ、患いしみ重病である有慧優婆塞は、有慧優婆塞によって、四つの安息させるべきをもって安息させられるべきです。
出典: sn55.54
assasa.txt · 最終更新: by h1roemon